2017年03月07日

野生稲から栽培稲にするために

野生稲は草丈が高く、籾の付き方が少ない。
古代米と言われている赤米、黒米、緑米は野生稲に近い形態をしています。

野生稲は、一斉に発芽、開花、結実、落下することはなく、時期を微妙にずらして外的な変化(異常気象等)に対応し、絶滅を回避するようにしています。

また、結実した実は、発芽するために自然落下し、温度や水などの条件がそろうまで休眠します。

このような性質を持つ野生稲を栽培稲に改良するには
〇収量を多くするため、籾を多く付けるようにする
〇生育に統一性を持たせる
〇脱粒性をなくす
〇休眠をなくし、発芽に一斉性を持たせる
〇草丈を低くして倒れにくくする

等が必要なんですね。
これを実現した私達人間の米に対する思いは、相当なものなんだと感じます。
posted by 田中米穀店店長 at 11:08| 穀物  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月06日

驚異的な米の生命力

10アール(10メートル×100メートル)の水田に必要な種モミは約3〜4kg。
その約3〜4kgのモミを蒔いて収穫すると約500〜600kgとなる。
約120〜200倍に増えるということです。
tanbo.gif
この驚異的な稲の生命力が日本人の主食として長年君臨し、私たちの命を支えてきたのですね。
posted by 田中米穀店店長 at 20:49| 栽培について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月16日

ご飯を炊くということは、実は難しい加熱法

炊飯とは、米を水で煮るということ。
ただ、煮えればよいのではなく、煮あがった時には余分な水分がなく、米粒には充分に水が吸い込まれている状態。

実際に加熱する時間は20分程度で短く、吸水と蒸らしの方が時間は長くて大切な役割を果たしています。

今はスイッチ一つでご飯が炊きあがりますが、羽釜で炊くときは、火加減を細かく調節することができるので、今でもそちらの方がご飯の味はおいしいと言われています。
posted by 田中米穀店店長 at 23:02| 白米について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする